ほんの少しの変化で大きく変わる演技の幅(声優編)
演技をする上で大切な点が2つあります。
1つめは、画面の中の登場人物A(自分)と相手(B)の距離感を保つための会話の距離感です。
アテレコの場合、ナレーションと違い立ち姿勢で演技をします。立ち姿勢になると、どうしても起こってしまうのが「明後日の方向に声がとんでいってしまうこと」です。
台本を片手で持ち、大概の方はその台本から顔を外す方向に傾いていきます。
この瞬間で、もうすでにバランスを取るのが難しくなるのですが、感情的に「怒ったり」「興奮したり」「嘆いたり」の中で、感情の高ぶりを表現する際に、声を作りすぎている人の場合にはいとも簡単に「出したかった声のイメージ」が崩れやすくなります。
その為、こういう声を出したい。こういうバランスで出したい。と言う部分をベースに置いて、常にその事を念頭に置きながら、自分の感情をフルスロットルで出していく感じ・・・です。
先日レッスンをした中で、意外と大事だな。と感じたのは「目線」でした。
例えば、「じっくり二人で話すシーン」だったり、「相手に説得をしたい」と言った場合、特に「説得をする」と言うシーンでは、文字通り腰を据えて、(下半身に重心を置くなどして)声を張りすぎず(思いが強いと、どうしてもすべてにおいて声を張りたくなる」と言うのが常、なのですが、「説得をしたい」と言う状況においては、意外と声を張るよりも、近い距離を感じて、ささやき気味で、音を重く置いた方が伝わったり・・・。
体幹はとても大切です。
抑揚をつけようとすると、先ほどからお話をしている体幹が変わってしまう事が多くあります。
その体幹を変えずに、感情を意図的に表現できると、演技的に「スパ」っとはまります。
この塩梅がとても難しいのです。まさに、「一つ意識をすると、他が意識できなくなる・・・」ということも。。。
顔出しの演技の勉強の際にも一番初めにやるのが、「体幹」と「距離感」です。
私はキョンシーシリーズが好きなので、昔の幽玄道士や霊幻道士の映画を見るのですが、名だたる声優さんたち(青二の声優さんが多い気がします)が沢山出ていますね
とても良い勉強になります。
