大人の方で「1からピアノを始める場合、弾き語りから始めた方が良いかもしれない理由」

大人の方のピアノの始め方(宮島推奨プラン)

 

実は私の生徒さんでも、時々、「歌とは別で弾き語りのレッスン(ピアノのレッスン)をしたいです。」と言う方がいらっしゃいます。

そんな時、皆さんが先生だったらどういう曲(プラン)をお勧めしますか?
私がまだ若い時(本当に音楽大学を出たてで、右も左もわからなかった時)、大人の生徒さんのレッスンで2度失敗したことがあります。お二人とも全く続かなかったのですが、その理由は明らかに私にありました。

ピアノを小さいころに習った事がある方でしたらご存知だと思うのですが、「子供のバイエル」の上下巻の楽譜がありまして、あろうことかそれを大人の方に「買ってください」とお願いして、1から始めてしまいました…。表紙には大きく、「子供の!!」と書かれているのです。生徒さんのモチベはがた落ちです・・・。今なら絶対そんなレッスンはしないのですが、最近、実はあえて「ピアノの弾き語りのレッスンから、右手と左手が違う動きをするピアノのレッスンに推移していくのが良いのではないか?と考えたので、それをシェアしたいと思います。

大人の生徒さんの場合、「知っている曲か知らない曲かがまず大きな分岐点」

一見単純なお話ではありますが、かなり重要です。私の様に4歳から無理やりにでも右手と左手に違う動きを強いられてきた人(言い方(笑))から見ると、大人の方が何気なく言う、「右手と左手が別々に動くなんて、考えられない!」と言うSOSを見逃してしまうのです。

我々にとっては当たり前の事でも、実は「幼少期から訓練していなければ、出来ないのが当たり前なのだ」と言う認識を今一度した方が良いな。と本気てここ最近は思っています。じゃあ、まず一番にその「右手と左手を別々に動かす訓練をすれば良いじゃないか!」と思いがちなのですが、それがちょっと違うのです。
「この曲好き。弾いてみたい。でも弾けない。指がそもそも動かない。」・・・「でも歌うのは出来る」と言う方であれば、是非歌っていただくのが良いのです!

弾き語りと言うのは、「普段自分が何気なく歌っている音がドレミで言うと何の音で、おまけに、伴奏で弾くと、こういう音になって…」と言うのが、口と(声と)とりあえず片手(この場合右手)があれば叶えられるという利点があります。

ピアノの弾き語りは、「歌手が主役で伴奏者はわき役」

幼少期にピアノを弾いていた人が弾き語りをすると、主役はあっという間にピアニストになるパターンの方が多く見られます。ピアノの伴奏(メロディを弾いていることもある)に、ご自分の歌を乗せている感じです。ただ、初心者の方の弾き語りの場合は、まず、ガチで歌を「きちんと軸に」する必要があり、さらに、アカペラで歌ったレベルでもソルフェージュ的にちゃんと和声が成り立っている方がその後の仕上がりが圧倒的に変わってきます。なので、歌が得意な方は、アカペラレベルでも「上手ですね!」と言われるくらいまでにリズムや音感を整えておくと後が楽な事が多いのです。

この間に、一通りアメリカ音名の読み方(CDEFGABC)と、音程と和音とスケールを一遍に勉強します。基本的に絶対つまずくのが「音程」の問題です。ただ、音程がわからないと、その先の和音が難しくなってしまうので、私はかなりスパルタ的に音程の学習をしていただきます。

和音の1-4-5-1の基本形がわかれば、1と4と5で使える代理和音の話をすれば、2,6,7度の所在が明らかになり、ここまで使えれば大抵の曲は絶対に弾けますので、(難しいスケールでない限り、例えば、C調、G調あたりから始めます)試しにC調の曲などを弾いていただきます。調豪の勉強などもこのタイミングでしてしまいます。ただ、メジャースケールに比べると、マイナースケールは法則がやや、ややこしいので、基本的にメジャー曲を中心に右手の和音だけの演奏+歌をします。

その後、初めて左手は1本指でベースラインを弾きます。(実はもうこの段階で私は7THの和音を入れて、響きがどれくらい違うかを検討してもらいます)

皆さん単純なCコードよりも、ちょっとおしゃれなCメジャー7の方が弾きたいに決まっているので、結構皆さん覚えてきてくださいます。又7thの音と言うのは、ルートのすぐ下の音ですので、右手で弾くときに、ルートのすぐ1つ下の音を親指に持ってくるようにして、残ったコード(左手がルート音の場合は残りの3音)を弾くように言うと、結構すぐ弾けるようになります。

弾き語りのコツは、とにかく右手が無様に動かない(言い方)。です。右手があっちこっちに動く(特に親指に当たる位置がしょっちゅう3度以上動く場合にはその弾き語りは明らかに失敗なので、きちんと2度進行(半音も含む)に納まるようにレッスンしていきます。親指のポジションが動かないlineと言うのは、歌で言う所の「ハモリ」のラインになりますので、そのパートをなぞって歌っていただくようにすると、より効果が出ます。そんな風に弾き語りを進めていくのです。

長くなりそうなので次号に続きます。

弾き語りについて、こんなに細かく説明する気が無かったので、ちょっと1回のブログにしては記事が長めです。。。一旦ここでクローズして、また第二弾を書きます。

 

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