滑舌レッスンは何故たのしいのか?

滑舌レッスンは、楽しさが詰まっています。

 

私は色々なパターンのレッスンをしているのですが、滑舌のレッスンがとにかく好きです。
その理由は、全ての生徒さんの悩みが、常に一筋縄では行かないからです。
簡単に解決できないからと言うとわかりやすいかもしれません。
勿論、お悩みがある生徒さんにしてみたら、「当事者は大変なんですけど…」と言われると思いますし、私もそれはわかります。
しかも、耳が肥えてくるとあれよあれよと、細かい所までとにかく気になるようになってきます。
実はそれ自体はとても良い事で、最終的におひとりで自分の音を改善できるようになるきっかけになるのです。

養成所に通われている方は、初めのうちは他者の耳を借りたい。

養成所に通い始めている方は、まだ声の事を勉強されて日が浅いのですが、
皆さん入られるとわかると思うのですが、1年ないしは、長くて2年で、「滑舌やアクセント、無声化、鼻濁音」などの細かい事に関しては、学校によって細かくやってくださる所と、
「鼻濁音ってこういう物です、無声化ってこういう物です。」と言った後は、「出来ている出来ていない」と言うジャッジを受ける飲みに留まることが多いです。
その為私の所に来られる方は、「本当にこれで出来ていますか?正直、出来ていると言われても不安だし、出来ていないと言われても、逆に何が出来ていないのかが全く分からない」と言ったことで本当に悩まれています。

養成所のうちに、出来れば徹底的にそこの所をつぶしておいていただきたいです。
理由は養成所で1年勉強する間に、本来やっておくべきことは、「今後演技するために必要な発声、滑舌」です。これらがベースになることは恐らくすべての養成所の先生方は常に伝えています。ですが、生徒さんがその事を根本的に理解できているかどうか、と言う点に関しては疑問に思う事が少なくありません。

最近、滑舌的な所に重きを置いてレッスンをしている新しい生徒さんは、養成所生の方ですが、やはり、今お伝えしたような部分で躓いています。
「発声、滑舌で、何が良くて、悪いのかがわからない」と言う所です。
声優もナレーションもAIに代わるんだから良いじゃん。と言うのは大間違いで、AIが脅威だからこそ、より滑舌にうるさくなっています。
滑舌は、ただ単に舌の滑りが良ければ良いわけではなく、その人の発する言葉の中に、温かみや、声の心地よさみたいなものがちゃんと表れているかどうか、見られています。

今のうちに他者の耳を借り、トレーニングに励んでくださいね!

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