滑舌と演技で変わってしまう印象とは?

滑舌はそんなにも重要なのか?

 

私はこの問に対して、はっきりと「Yes」と言えます。
まず、滑舌と言っても、単純に早口言葉が言えるようになるだけではありません。ちなみに、滑舌が一つ整わないだけで、
「自分がやりたい役のイメージがどうしてもできない」と言う悩みを抱えてしまう事も普通にあります。
例えば、滑舌が甘い(この場合、言葉の印象がややがさつに聞こえる系統がある生徒さんの場合です)
この場合、シリアスな役や、神経質な人、それから、慎重な人の役をやろうと思ってもうまくはまりません。
それは、言葉の発し方で、どうしても「そういった雰囲気の人、性格の人に聴こえない印象を持たれてしまうから」です。
勿論、発音だけではなくて、発声の仕方も同じです。頭の良さそうな人の役をやりたいけど、いつも「奥行きが無い発声ばかりになってしまう」方ですと、
それだけで役作りで損をしてしまいます。

自分の声がどこから、どんなふうに出て、どんなふうに相手に聴こえているのか?

自分の声が、どこからどんなふうに発せられて、どういうイメージで聴かれているのか?これはとっても重要です。
ひとから見た自分のイメージ(役作り以外)でも大いに左右される事柄です。
「パン!」といつもはじけるような発声をされる方だと、自信に満ち溢れているように感じられますし、いつも発声が縦長になる方は、奥行きがある雰囲気で感じられます。
こんな風に、と、このように発声の仕方をそれぞれ変化されることによって役作りにも幅が出ますので、発声の研究はいつでも必要な事案と言えます。
私の場合、歌を歌う時、様々な角度から録音をするようにしています。口の目の前、ピアノの譜面たての所、少し離れた所などです。
英語の歌でも日本語の歌でも、正直言葉のハマりが上手くいっていない時の歌は、やっぱりいまいちです。
地声から、ややミックスボイスに抜けて、裏声へスムーズに抜けた時に気持ち良く声が出せましたが、そういった発声のちょっとした変化で、逆に言葉のかたつきが目立つようなこともあります。と、こんな風に、言葉と発声の仕方のほんの少しで様々な角度から聴いた歌の印象、というのはとても変わってしまいます。

これからも滑舌含め、発声も、色々研究してその方にあったものを提供していきたいです。

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